街に蔓延る忘れ物。持ち主は今どんな気持ちなのか、なぜ忘れてしまったのか、
考えたことありませんか。
忘れ物からどんな人が、どのタイミングで忘れたのか勝手に考察してみた。
ここは忘れ物が保管されている妄想忘れ物ステーション。忘れ物をとりにさまざまな人が
この妄想忘れ物ステーションにやってくる。
今回の忘れ物はこちら!
ファミリー層が多く住んでいる地域のショッピングモール付近で忘れられていたこちら。
小さい子どもが書いたお絵かきのように見える。
カラフルで自由にペンが走らされている中、よく見ると文字が書いてあるのがわかる。
\妄想忘れ物ステーションにやってきたのはこの人。/
名前:錦織 勝(にしきおり まさる)
年齢:51歳
これなんで忘れちゃったんですか?
居場所を知ってもらうって、、誰に?何か意味があるものなんですか?
文房具屋のお嬢さんはいつもニコニコしていて、素敵な女性でした。 ある日ボールペンの試し書きの紙にメッセージを書いたんです。
15歳だった私の純粋な恋でした。
毎日のように文房具屋に通って、お嬢さんに挨拶をしていました。
「試し書き見てみてください」 お嬢さんは私の書き留めた言葉に気づいたようでした。 僕たちは毎日のように試し書きで交換日記をした。
僕には何も言わずお店はシャッターを降ろしてました。 彼女に会えないまま、進学・就職したけれど こうして昔お店があったこの場所に試し書きをして彼女の返事を待っているんです。 だから忘れ物なんかじゃないです。毎日書き続けているものなんです。 だからあの場所に置いといてください。
どうしてもまた交流がしたくて、
とゆうわけで今回「妄想忘れ物ステーション」にやってきた方は、長い恋愛をひきづってる方でした。
錦織 さん前を向きましょう!