こんにちは。おうた大好きオタク発電所所長の吉野です。
皆さん突然ですが、歌、上手くなりたくないですか?
不肖私、中学生の頃の合唱コンクールでこんなことがありました。
自分はとんでもなく声が大きいのですが、歌っている時に「吉野の声だけでかすぎて目立つ、もう少し周りに合わせてほしい」と言われました。
その時はヘヘ…ッスネ…と気丈に振る舞っていましたが帰宅後布団で泣きました。それは要するに下手ということではないかと。
私の歌が上手ければそんな気まずそうに注意をされなかったかもしれない、私の歌が上手ければみんなの中にも紛れたかもしれない、私の歌が上手ければ………
私の歌が上手ければ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はい、というわけであの頃の雪辱を果たすため、今回は歌を上手く歌えるようになりたいと思います。
かといってズブの素人が見様見真似でボイストレーニングを行っても仕方がありません。そこで今回は助っ人をお呼びしました。
当発電所のなんでもできるマン、TOM氏です。
歌上手くなりたいんだよね(笑)TOMなんでもできるよね(笑)ボイトレしてよ(笑)ついでにMIXもしてきれいにして(笑)と無茶苦茶な顧客みたいな絡み方をしたところ、
いいですよ。
とOKを頂きました。いや本当にできるのかよ!頭が上がりません。
さっそくスタジオを抑え、見届人としてお昼ごはんを食べようとしていただし巻きジロウを無理やり連れ出し、準備を整えました。
吉野の歌上手上手計画(だっせぇ)、スタートです!
軽くストレッチをしながら……。ではまず今の歌について聴かせてもらってもいいですか?
わかりました。なんかめちゃめちゃTHE FIRST TAKEみたいな設備で緊張しちゃうな。
曲は少し迷いましたが、シンプルかつゆっくりなので力量が図れるであろう「きよしこの夜」でお願いします。
うわあ、こうやって聴くとリズムが取れてないのわかって嫌だな、しかも自分の声ってキモく感じるよね。
そうですね、リズムがやっぱり気になるかな。歌っているとき自分の中でどうやってリズムとってますか?
頭の中で「てーんてーん」ってメトロノーム流してる。
なるほど。でもそれって絶対にズレるんですよ。それが完璧な人がいるかもしれないですけど、大抵の人はズレるんじゃないかなと思います。そのズレを無くすため、まず体を動かす。
その練習をしていきたいとおもいます。
はぁい!
その①リズムとりの練習
★4拍子のリズムに合わせてステップを踏み、それに合わせて手をクラップ!
そしてちゃんと口でも「1,2,3,4」と言いながら正確なリズムをとっていきます
たのしい。
今練習で使っている4拍子のリズムって、ドラムでリズムをとっているんですけど、これだけ音数があればリズムも特定しやすいんですよ。なのでこれをドラムじゃなくてメトロノームの音だけにすると…………
うわ!一気にリズムが取りづらくなった!
そうなんですよ、音数が減ると一気に難易度が上がります。なので、頭の中でリズムを安定して取る大変さって…そういうことなんですよ。
はえー、頑張って練習してきたプロがやろうとしていることをずぶの素人がやってたわけだ。
できれば歌うときは手とか足でリズムをとると、リズムをキープできるしなによりズレないんですよね。ぜひ実践してもらいたい。
他にも色々レッスンしたいのですが…今回はかなり省いて説明してます。
これで省いているのであればどんなレッスンがまだあるのか気になって仕方ありません。また折を見てTOMさんにお願いしたいところです。
リズムキープ、今まで意識してきませんでしたが本当に重要ですね。
その②発声練習
では次は早速声を出していきます。どこかで見たり聞いたりしたことがあるとおもいますが、こんなやつです。
あ!聞いたことある!「ドレミファソファミレド~」のやつ!!!
ですね。じゃあちょっとやっていきましょう。どんどん音階があがっていきますので、キツかったら言ってください。「あ」の発音でお願いします。
話聞いてる?
アアアアアアアアア~~~♪あっ、この声の高さが限界ですね。
はい、ここは「シ」の音階のところですね、SILENT NIGHT…きよしこの夜はそんなにキーの低い曲ではないですが、このくらい出てれば大丈夫かな。
きよしこの夜のデフォルトをSILENT NIGHTっていう人初めてみた。
音楽の授業の思い出が蘇ってきました。みんな恥ずかしがって大きい声を出していませんでしたが、恥ずかしがる必要なんてない!声出してけ!
じゃあもう一回やってみましょう。歌うときなんですけど、こんな感じでお願いします。
・横隔膜あたりに手を当て、肋骨を両サイドに開く感じで。お腹も凹ます。
・額から声を出すイメージ
気をつけてほしいのが、胸に力が入っちゃうことがあるので、お腹を使うように意識してみてほしいです。じゃあ行ってみましょう。
アアアアアアアアア~♪アッ!苦しい!!!!
あ、でも意識できているのか声は出てますね。ただ今回は発音しやすい「あ」でやってもらっているので、次は「え」で行きましょう。1音ずつ切って発音してください。
はぁい!エエエエエエエエエ~♪ ア!!!アの比じゃないくらいつらい!!!!首しめられた鶏みたいになる!!!
めちゃめちゃ汗かいてきた、かなり体力使うね!?
「え」はかなりお腹の力使いますね。「あ」だと音階がなめらかなのでスムーズにいくんですが、「え」は先程の通り1音それぞれ発生がいるので難しいんですよ。車のギアを一段回ずつ上げていくような感じですね。
それで、この「あ」と「え」の発声練習はできれば続けてやって欲しいです。
じゃあ次は……唇を震わせるのってできますか?
これか?プルルルルルルルル
虚空みすぎ
はい、じゃあ、その状態でさっきのドレミファソファミレドいってみましょう。
!?
この喉を震わせる状態で発声練習すると、自然とお腹に力が入るんですよね。
確かに~!??!?!
はい。なんで発生中の息の仕方はこの練習で覚えていきましょう。あと、このタピオカ用の太いストローなんですけどこれを水の中で思い切り吹く。この吹いているときって一番腹式呼吸に近い動きをしているんですよ。
へぇ…じゃあとりあえず水を飲んで吹いてもこぼれないくらいにしますね。一口で飲んだほうがいいですか?
あんまり関係ないのでどっちでもいいです。
ゴク………(一口)
はい、適量減らしましたので、ストローぶっ刺して吹いてみようと思います。
こぼしちゃったね
こぼれないくらいに飲んでもらって………はい、じゃあその息を吹いてる状態で音階をなぞってみましょうか。
ゴポゴポゴポゴポゴ…(どういうこと?)
そのまま歌ってみる感じです、じゃあいきます。
ブクブクブクブク~~♪
今の息の使い方をなるべく反復して覚えるといいです、だいぶ体力使うと思いますが。
バアッ………。そうだね、かなりしんどかったしお腹から息してる感じがしました。
では今までのトレーニングを踏まえてまた最初の発声練習してみましょうか。
はいっ!
アアアアアアアアア~♪…あら!?なんか一個高い音階まで出せた?
初めた頃は「シ」の音階まで出てましたが、さらに半音上まで出ましたね。呼吸の仕方が正しいと、高い音もきれいに出せるようになりますよ。いまのは大分良かったですね、ぜひ聞き返してみてほしいです。
最後に顎…耳の付け根らへんをゆっくりほぐしてもらって……小顔効果もありますし、顎をほぐすだけで声が出るようになったりもしますね。
小顔効果…………いままでだんまりだっただし巻きジロウがいきなりやり始めた……
ゲンキンな奴め。
本当はもっと教えたほうがいいことあるんですが……今回は一旦ここまでで。
ありがとう!!!!!!
TOMからレッスンを受け、ポイントとなるレッスンについてはできる限り日課として行って行くことにしたいと思います!
次回のアフター収録は3週間後、目にもの見せたらぁ!!!!!!
後半、ついにレッスンの成果のお披露目です!ぜって~見てくれよな!!